我々は「試合に勝つこと」よりも大切なことを伝えていきたいチームです。 |
「試合に勝つこと」よりも大切なことがあるとはいえ、「試合に勝たなくていい。」とは考えておりません。もちろん、試合をするからには勝ちたいという強い気持ちを子供たちに育んでいくことはとても大切なことだと考えています。しかし、我々のチームは、エースと言われるような技術的、身体的な能力が優れた選手を育成して、私たち指導者がその選手たちにボールを集めるような指導、戦術的な指示をして試合に勝つようなサッカーを目指してはおりません。 サッカーは11人 VS 11人(このカテゴリーでは8人 VS 8人が主流)で戦うチームスポーツです。数人の能力だけで勝つのはサッカーではありません。足が速い子もいれば、遅い子もいます。ボールを強く蹴れる子がいれば、強く蹴れない子もいます。ボールを上手く扱えても、声が出せない子もいます。逆にボール扱いが下手でも、仲間のために走れる子がいます。そうしたいろいろな子供たちの能力、可能性を引き出して、チーム全員で試合に勝つことがチームスポーツの良さであると考えています。 そのことを私たち指導者は普段の練習を通じて子供たちに伝えながら、それぞれの子供たちの持つ特徴を伸ばしながら、苦手なこともできるように練習をしています。日々のトレーニングを通じて、子供たちが自分たちで考えて、上手くなること。サッカーを通じて、自分たちで成長することが重要であると考えています。 我々指導者の顔を見ながら、サッカーをするのではなく、どんな状況であっても子供たちがコミュニケーションを取り合いながらチームとして、試合に負けても、誰かのせいにせず、試合に勝ってみんなが心から喜べる。そんなサッカーチームを目指しています。 |
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監督 佐藤 大介 |
U-8(2年生以下)、U-10(3、4年生)、U-12(5,6年生)ごとに指導方針(概略) |
U-8では「とにかくサッカーボールで遊ぶこと」から始めます。 |
ボールに触れて遊ぶ、ボールを蹴って遊ぶ。当然パスやシュートの練習を行いますが、ライオンズでは子供たちに「インサイドキックはこうだよ~」「インステップキックの蹴る時はこうやって蹴るんだよ」という蹴り方などの細かな技術的指導は特に行いません。 1年生以下は、とにかくサッカーボールで遊ぶことから、サッカーというスポーツを好きになってもらうことに重点を置いています。 このカテゴリーは出来ないプレーを教えるより、様々な場面でできたプレーを褒めることで子供たちの挑戦意欲を育んでいきます。 |
U-10では「個人スキルの向上」と「チームプレー」に重点を置いて指導しています。 |
友達やコーチとのコミュニケーションが上手く取れるようになってくる3年生からは、チーム戦術について教え、チームプレーの練習を増やします。
個人ではボールを貰う前に周りを見る。声を掛けてパスを出し、声を出してパスを貰う。ということを要求します。
どんな試合であっても真剣勝負で挑むことの大切さを伝え、 自分の体調と気持ちのコントロールを自らできるように指導します。 また、U-8の時よりもチームプレー、チームワークを求めていきますので、普段の生活から仲間を思いやる心を育んでいきます。 それとともに少しずつ集中力、忍耐力の向上を目的としたトレーニングも取り入れていきます。 |
U-12では「チームワークのある強いチーム」を目指した指導を行います。 |
スピード、パワー系の向上によるフィジカル面での自信をつけさせて、試合に勝つために強い気持ちで試合に臨むことを子供たちに求めます。 チームプレー、連係プレーの質を向上させるために、子供たち一人一人が考えながら、感じながら、声を掛け合うようなトレーニングが中心です。 グランド外でも、厳しさを求めていきます。自分のことは自分でする。チームでいる時は、自分のことよりチームのことを優先した行動を求めます。 |